JATMA 「4月8日タイヤの日」イベントを開催

2017年04月12日

ゴムタイムス社


 日本自動車タイヤ協会(JATMA、池田育嗣会長)は4月7日、東北自動車道・羽生パーキングエリア(下り線)で「4月8日タイヤの日」イベントを開催した。
 「4月8日タイヤの日」は、JATMAや全国タイヤ商工協同組合連合会などの3団体が2000年に創設した。

 18回目を迎えた今年の活動では、タイヤの無料点検の実施とその結果をドライバーに知らせることにより、タイヤの空気圧不足がクルマの安全性低下だけでなく、燃費悪化につながり環境にも影響することを啓発した。

 開会式で池田社長は、安全と環境の2つを基軸に啓蒙活動を進めていくなかで、安全対策のひとつとして4月8日タイヤの日に高速道路やパーキングエリアなどでタイヤ点検を行ってきたと改めてイベントの趣旨を説明。その上で「タイヤの日はドライバーと直接コミュニケーションできる良い機会であり、タイヤのメンテナンスの重要性を発信する貴重なイベントになっている」と述べた。

 また、今回のタイヤ点検のキャッチコピー「乗用車の3台1台が空気圧不足のまま走行しています」は、同協会が過去5年間に実施したタイヤの日点検と秋の浜名湖タイヤ点検結果の平均値をもとに作成したもの。そのコピーについて、池田会長は「3台1台の空気圧不足は見過ごせない状況。改善すべく空気圧点検の励行を呼びかけすることに加え、全国のタイヤ販売店の店頭に啓蒙ポスターを14万部作成し展開している」と強調した。

 続いて、イベントに協力した埼玉県タイヤ商工協同組合の相原一広理事長、東日本高速道路㈱関東支社・加須管理事務所の稲葉昌紀所長らがあいさつを述べた後、タイヤ点検がスタート。5人構成による2班に分かれたチームが、午後1時から4時まで精力的に点検とアンケートを行った。点検を受けたドライバーには、タイヤ使用管理リーフレット「タイヤを上手にご使用いただくために」をはじめ、「地球温暖化とCO2」(CO2クイズ)や「みんなで始めよう!タイヤdeエコ活」の啓発チラシなどを同封したバッグを粗品として配布した。

 JATMAが10日に発表した今回のタイヤ点検結果によると、点検台数は合計59台で乗用車58台、貨物1台。うちタイヤ整備不良車両は乗用車8台、整備不良率は13・6%だった。特に目立ったタイヤ整備不良の内訳は空気圧不足が5台、その他が4台だった。