タイヤ特集 横浜ゴム「雨の日の安心感が違う」 「アドバン」ブランドを訴求

2017年05月15日

ゴムタイムス社

横浜ゴムタイヤ国内REP営業企画部マーケティンググループ 足助裕二担当課長(当時)


タイヤ国内REP営業企画部マーケティンググループ 足助裕二担当課長(当時)

タイヤ国内REP営業企画部マーケティンググループ 足助裕二担当課長(当時)

 今年、創業100周年を迎える横浜ゴムは、グローバルフラッグシップブランド「アドバン」シリーズを中心に、「雨の日の安心感が違う」をキーワードにして今年の商戦に臨むという。その詳細について、タイヤ国内REP営業企画部マーケティンググループ足助裕二担当課長(当時)に話を聞いた。

――昨年の商戦を振り返って

 昨年の春は、弊社のグローバルフラッグシップブランドである「アドバン・スポーツ V105」をたくさんの方々に理解していただき、販売を伸ばそうという方針で臨んだ。タイヤ販売に意欲のあるSSやタイヤ専門店、カーディーラーで勉強会などを展開し、「アドバン・スポーツ V105」が輸入高級車だけでなく、国産のセダンやミニバンでも高い性能を発揮することをアピールした。高価格帯商品に力を入れるという方針は、年間を通じて行ってきた。

アドバン・スポーツ V105

「アドバン・スポーツV105」は、ヨコハマタイヤのハイパフォーマンス性を象徴するグローバル・フラッグシップタイヤ。高いドライビングパフォーマンスを発揮するとともに、優れた快適性や安全性を高次元でバランスさせている。

 夏には「アドバン」シリーズの新製品「アドバン・フレバV701」を上市した。「楽しいハンドリング」というテーマに基づいて開発された製品で、「アドバン」シリーズの中では比較的値ごろ感があり、燃費性能もよいことから、ユーザーから好評をいただいた。発売当初の24サイズに、この春から15サイズを追加し、今後もサイズ拡大を図る予定だ。

――今春の販売戦略は

 今年、弊社は創業100周年という大きな節目を迎える。その中で、弊社の一番の強みは何かを改めて見つめ直すと、「アドバン・スポーツ」をはじめ、ラベリング制度のウェットグリップ性能が最高グレードの「a」を満たしているタイヤが、200サイズを超えている実績があった。これは、他社に比べても圧倒的に多い数字だ。

 2010年から始まったラベリング制度では、当初は燃費性に直結する転がり抵抗の方に重心が置かれていたが、次第に安全性を重視する流れに変わってきた。ご存知の通り、転がり抵抗とウェット性能の両立を図ることはかなり難しい。その中で、弊社が200サイズ超の「a」を取得できていることは、やはり技術力の差によるところが大きいと思う。

 今年は、その優位性を前面に押し出して、「雨の日の安心感が違う」というキーワードを設定し、ウェット性能の高さを全面的にPRする方針だ。ツール関係や店頭の横幕などでも、「雨の日の安心感が違う」ことを強くアピールしていきたい。

――注力製品は

 昨年と同様に、「アドバン」ブランドの販売を伸ばすという方針は変わらない。

 輸入車、ハイパワー・セダン向けの「アドバン・スポーツV105」(ウェット性能「a」:87サイズ)。スポーティーカー向けの「アドバン・フレバV701」(同:39サイズ)。ハイブリッドカー、セダン、コンパクトカー向けの「ブルー・アースA」(同:47サイズ)。ミニバン向けの「ブルー・アースRV-02」(同:27サイズ)。この4ブランドでほとんどの車種を網羅しており、ウェット性能「a」を訴求しながら販売に注力していきたい。

ADVANシリーズ

ADVANシリーズ

 また、3月末にハイト系のコンパクトカーや軽自動車専用の「ブルー・アースRV-02CK」の販売を開始した。こちらはウェット性能が「b」にとどまったが、転がり抵抗「A」と合わせて支持されると期待している。

ウェット性能「a」が200サイズを超えていること、すなわち技術力が高いことをアピールしたい。

――プロモーション活動は

 今年のテーマ「雨の日の安心感が違う」ことを訴求するため、店頭プロモーション用にビデオを作成した。

 また、ウェット「a」の性能を動画で体験してもらえるように、VR動画(360度動画)を作り、簡単に模擬試乗会ができるようにした。実際に弊社のテストコースで、ウェット性能「a」のタイヤをつけた車と「c」の車で、制動距離がどれだけ違うかを比較できる。

 例えば、店頭で販売員がユーザーに説明するときに、タブレットでこの動画を見せて体感してもらえる。また、すでに弊社の公式YouTubeチャンネルでも公開している。これも「雨」に強い……