17年上半期値上げ〈タイヤ〉 乗用車の夏用は5~7%

2017年07月10日

ゴムタイムス社


 天然ゴムをはじめ、合成ゴムなど石油化学系原材料の価格高騰により、タイヤ各社は2011年以来、6年ぶりに値上げを実施した。夏タイヤの値上げは6月で出揃い、冬タイヤについても9月には全社が値上げする予定だ。

◆横浜ゴム
 国内市販用タイヤとチューブ、フラップの出荷価格を4月1日から値上げ。

 値上げ幅は乗用車用夏タイヤ、バン用夏・冬タイヤが6・0%、小型トラック用夏・冬タイヤが7・0%、トラック・バス用夏・冬タイヤが7・0%、建設車両用タイヤが7・0%、産業車両用タイヤが7・0%、チューブ・フラップが7・0%。

◆クムホタイヤジャパン
 国内市販用タイヤの価格を4月1日から値上げ。改定率は、乗用車用タイヤ、バン用タイヤ、トラック・バス用タイヤともに平均で7・0%。

◆ブリヂストン
 夏用の国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を6月1日から値上げ。

 値上げ率(平均)は乗用車・バン用タイヤ、小型トラック・バス用タイヤ、二輪自動車用タイヤが6%、トラック・バス用タイヤ、産業車両用タイヤ、その他タイヤが8%、建設・鉱山車両用タイヤが10%、チューブ・フラップが8~10%。

◆東洋ゴム
 国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を5月1日出荷分から値上げ。

 値上げ対象ブランドはトーヨータイヤとニットータイヤ。対象製品はトーヨータイヤが国内市販用タイヤ・チューブ・フラップ・その他。ニットータイヤが国内市販用乗用車用とSUV・CUV用タイヤ。

 値上げ率は平均で、トーヨータイヤの建設車両用タイヤが10・0%、産業車両用とトラック・バス用タイヤが8・0%、小型トラック用タイヤが6・0%、乗用車用とバン用タイヤが5・5%、チューブ・フラップ・その他が8・0%。ニットータイヤの国内市販用乗用車用とSUV・CUV用タイヤが最大10・0%となっている。

◆ピレリジャパン
 夏用国内市販用タイヤを6月1日に値上げ。

 乗用車・SUVタイヤが平均6%、二輪タイヤが平均6・5%となっている。

◆日本ミシュラン
 ミシュラン・ブランドとBFグッドリッチ・ブランドの国内市販用タイヤのメーカー出荷価格を値上げ。

 乗用車・ライトトラック用タイヤ(夏)は6月1日から5%、トラック・バス用タイヤ(夏・冬)は5月1日から8%(リトレッドタイヤ、チューブ、フラップ含む)、二輪用タイヤは6月1日から6%(チューブ含む)。

◆住友ゴム
 夏用国内市販用タイヤの代理店向け出荷価格を6月1日から値上げ。

 乗用車・バン用タイヤ、小型トラック用タイヤ、二輪車用タイヤが6%、トラック・バス用タイヤ、産業車両用タイヤ、農業機械用タイヤ、その他タイヤ、チューブ、フラップが8%、建設車両用タイヤが10%。

関連キーワード: ·