2013年の世界タイヤ売上高ランキング

2014年09月22日

ゴムタイムス社

 ラバー&プラスチックニュースは9月8日、世界のタイヤメーカーランキングの2014年版を発表した。

 同ランキングは、2013年年間における非タイヤ製品を含まないタイヤのみの売上に基づいて集計されている。

 同社によると、ブリヂストンが6年連続の1位となった。要因として、米ドルと日本円の為替レートの差異が挙げられている。売上高は274億ドル。2位のミシュランは255億ドル、3位グッドイヤーは176億ドル、4位コンチネンタルは112億ドルとなった。

 また、ピレリは住友ゴムから5位の座を奪還し、他韓国のハンコックタイヤ、日本の横浜ゴム、台湾の正新/マキシス、中国の杭州中策ラバーが10位までを占めた。

 なお、トップ10のタイヤ企業は、同社の調査によれば世界のタイヤ売上高の63%を占めており、それ以下のタイヤ企業の収入拡大に伴い、昨年よりも数パーセント低下している。

 2013年のランキングで新規にランクインした企業は、35位で売上高9億ドルの、山東デリューバタイヤ、43位で売上高6億ドルの山東ヘンギュテクノロジーグループ、65位で売上高が2億ドルの山東泰山タイヤ、66位で売上高が2億ドルの山東八一タイヤ工業でこれらは全て中国企業。また、オランダのマグナタイヤグループは73位で1億ドルの売上高だった。

 ランキング全体では29の中国企業がランクインしており、トップ20にも5社が入っている。また、インド企業が10社、アメリカと台湾が5社、日本が4社、韓国が3社、イタリア、インドネシア、ロシア、タイ、トルコが2社、アルゼンチン、ベラルーシ、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、イラン、オランダ、ベトナムがそれぞれ1社ずつランクインしている。