横浜ゴム ヨコハマモールド見学会開催

2017年11月20日

ゴムタイムス社

 横浜ゴムは11月15日、タイヤモールドの設計、製造などを手掛けるヨコハマモールド(YMC、茨城県小美玉市)でYMCの真間理一郎社長らが出席し、記者見学会を開催した。

真間理一郎社長

 YMCは、1916年創業の橋場鐵工のタイヤモールド製造事業を譲り受け、2009年から横浜ゴムグループの一員として事業を行っている。事業内容は、ジオランダーやアイスガード、アドバンスポーツなど横浜ゴムを代表とするタイヤのモールド並びにモールド関連製品の開発・設計・製造を手がける他、横浜ゴムが展開する国内・海外工場におけるモールドのメンテナンスやモールドを調達するサプライヤーに技術指導なども行っている。
 見学会冒頭、真野社長がYMCの概要やタイヤモールドの製造方法について説明した。YMCでは、トレッド部にトレッドパターンを型付けする「セクター」と呼ばれるモールドと、タイヤ側面部分にブランド名やサイズを刻印する「サイドプレート」と呼ばれるモールドを製造している。見学会ではセクターとサイドプレートのモールドの製造工程を約1時間半にわたり見学した。

セクター部分のモールド

 セクターのモールドは反転を繰り返して製作する。まず樹脂材に機械で自動加工したマスターモデルにゴムを流してゴム型を製作する。ゴム型には石膏を流して石膏型を製作。このセクターに必要な機械加工を行い、最後に磨きや削りなどの仕上を行いセクターのモールドが完成する。

 一方、サイドプレートについては設計、機械加工、仕上の工程を経て完成する。なお、セクターとサイドプレートとも仕上は手作業で行っている。

削りや磨きといった仕上は手作業によって行われる

 見学終了後、質問に応じた真野社長は「モールドで最も求められるのは寸法精度や外観の綺麗さなどの品質だ。YMCでは横浜ゴムのコントロールタワーとして、世界トップレベルのモールド技術を維持するとともにサプライヤーの技量を高めることにより、カーメーカーの要求に応えられるタイヤをモールドによって実現したい」と語っていた。