東洋ゴム 「タイヤの日」に安全啓発活動

2018年04月11日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業は「タイヤの日」に合わせた活動として、4月8日と15日の2日間、全国6ヵ所でタイヤ点検活動を実施すると発表した。

 東名高速道路の海老名サービスエリア(下り)で4月8日に行われたタイヤ点検活動には、清水隆史社長を始め、同社幹部や従業員が参加し、サービスエリアを訪れた車に無料のタイヤ点検などを実施した。

 駐車スペースの一角に設けられた同社のタイヤ点検エリアでは、スタッフがタイヤの外観にキズやヒビがないかどうか、タイヤの溝が少なくなっていないか(残溝の確認)、偏摩耗していないかどうかを確認した上で、最後は空気圧が適正に保たれているかどうかを機器を使って測定した。

実際のタイヤを展示して安全性の重要性を訴求した

 また、タイヤ点検を実施したドライバーにはチェックシートを配布し、空気圧管理の重要性の周知徹底に努めた。

 従業員を前にあいさつした清水社長は、昨年JATMAが実施した調査では全体の3割近くの車でタイヤの空気圧不足が発生していると紹介し、「空気圧不足のタイヤは燃費悪化だけでなく、タイヤ損傷の原因につながる。当社はタイヤメーカーの重要な責務としてタイヤを安全に使用していただけるよう、安全管理の重要性を訴求することが大切だ」と強調した。

 そのためには、一人でも多くの人にタイヤ点検に関心を持ってもらえるよう「今後もこうしたタイヤ点検はもちろん、ショッピングモールなど様々な場所に出かけ、タイヤの安全啓発活動を行っていきたい」と抱負を述べた。

 最後に清水社長は「はつらつとした笑顔で点検の重要性を働きかけてほしい」と社員に呼び掛け、タイヤ点検がスタートした。

空気圧を測定する清水社長

 また、同社ブースでは、キズ・ヒビや偏摩耗のあるタイヤのサンプルを置くとともに、従業員らは日本自動車タイヤ協会(JATMA)作成のリーフレットが同封された安全啓発アイテムを配布。さらに、タイヤに関する相談も受け付けるなど安全点検の重要性をドライバーにアピールしていた。

ドライバーに空気圧の重要性を呼びかけた