横浜ゴム 英語版「CSRレポート2011」を発行

2012年01月05日

ゴムタイムス社

「CSRレポート2011」の表紙

 横浜ゴム㈱は昨年12月26日、英語版の「CSRレポート2011(全32ページ)」を発行した。また、より詳細な情報を掲載したウェブ版をCSRサイト「CSR(http://www.yrc.co.jp/csr/en/)」にアップした。同サイトからは冊子版のPDFもダウンロードできる。
 同社グループは「社会からゆるぎない信頼を得ている地球貢献企業になる」ことをCSR経営ビジョンに据えている。2010年度はこれを具現化するため、SR(社会的責任)の国際規格であるISO26000の中核主題を基に「環境経営の推進」「安全健康な職場環境」「製品・サービスの安全と品質」「人権・労働慣行」「取引先との信頼関係」「ステークホルダーコミュニケーション」「コーポレートガバナンスとコンプライアンス」の7つを横浜ゴムグループが取り組むべき重点課題として設定した。
 冊子版では、各課題への取り組み方針や具体的活動、目指す姿と現状などを明記するとともに、具体的活動の中から特に読者に伝えたい活動を7つの特集として紹介した。併せて現場の声や様々なステークホルダーの方々の意見を多数掲載し、横浜ゴムグループの活動をより客観的な視点から理解いただけるよう工夫した。
 紹介する活動の選定は、国内外の拠点を幅広く紹介することと、取り組みの進行度ではなく重要度の高い活動を報告することを念頭に行われた。そのほか、社長メッセージ、CSRへの考え方や推進体制、第三者意見なども掲載している。
 ウェブ版はGRIガイドラインを参考に網羅性を重視し「環境関連」「社会関連」の詳細データや「工場・関連会社のCSRレポート」なども公開している。
 横浜ゴムグループは「トップレベルの環境貢献企業」を目指し、世界の全拠点で高度で同質の環境経営を目指す「グローバル環境経営」に取り組んでいる。こうした取り組みを世界のステークホルダーに伝えるため、2007年から英語版のCSRレポートを発行している。

 

関連キーワード: ·