ニュースの焦点 エコカー補助金制度が再スタート

2012年03月19日

ゴムタイムス社

 国内新車販売の刺激策でもあるエコカー補助金制度が再び実施される。通常国会で成立した第4次補正予算に盛り込まれた「エコカー補助金」は、事務局は公募により、次世代自動車振興センターに決定、申請受付開始は2012年4月2日が予定されている。
 環境性能に優れた新車の購入を促進し、環境対策に貢献するとともに、国内市場の活性化を図ることを目指す。乗用車では、平成27年度燃費基準達成または平成22年度燃費基準25%超過達成の車が対象で、電気自動車やプラグインハイブリッド自動車、天然ガス自動車、燃料電池自動車、クリーンディーゼル自動車も対象で、1年間の使用者に対して10万円(軽自動車=7万円)、トラック・バスでは平成27年度燃費基準達成で大型車は90万円、中型車は40万円、小型車は20万円の補助金が交付される。
 少量輸入自動車の簡易な輸入制度である輸入自動車特別取扱制度(PHP制度)の下で輸入された自動車(PHP自動車)について、乗用車などについては海外の公式燃費値で用いられる値が平成27年度燃費基準達成、または平成22年度燃費基準25%超過達成を満たすことを要件とし、重量車は海外の公式測定データに基づく燃費値が平成27年度燃費基準達成を満たすことを要件とする。
 なお、新車の定義は平成23年12月20日から平成25年1月31日までに新車新規登録、または新車新規検査届出(軽自動車)された自動車が対象となる。
 申請受付は平成24年4月2日から行われる予定。申請締切は平成25年2月28日で、申請総額が予算額を超過する場合は申請締切前でも募集は終了する。

 

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