日本ミシュラン 新スタッドレスタイヤ「X-ICE XI3」を発表

2012年08月06日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは27日、乗用車向けに冬道でのより安全な走行を目標に開発されたスタッドレスタイヤ「MICHELIN X―ICE XI3」を9月1日より順次発売すると発表した。
 発売サイズは14インチから18インチの計32サイズ。価格はオープン価格。 現在32サイズだが、来年を目途にフルラインアップに拡充する予定。
 デルマス社長は発表会で「日本をはじめ世界各国の消費者がスタッドレスタイヤに何を望んでいるのかということを念頭に消費者調査を行ってきた。新製品は、その中で得た結果を日本の研究開発チームが中心となり、日本で開発した。開発の結果として生まれたスタッドレスタイヤを紹介させていただきたい」とあいさつした。
 新製品は、2004年に発売したX―ICEシリーズの第三世代モデル。
 スタッドレスタイヤへの基本要求であるアイス性能の更なる向上を第一に目指すとともに、潜在的ニーズである耐久性、省燃費性、静粛性をも高次元で確保することを目指して開発された。
 開発は日本のユーザーの高い要求に応えるために、日本の研究開発実験部を中心に世界でも最も厳しい冬道が存在するといわれる北海道士別の同社テストコースで行われた。
 新製品はスペイン、ドイツなどの欧州やタイなどで生産される予定で、グローバルプロダクトとして各国で販売される。

 新製品はブロック剛性を保ちながら吸水とエッジ効果を実現する「クロスZサイプ」と「マイクロポンプ」に加え、ブロックエッジの一部にも独自のカッティング「ZigZagマイクロエッジ」を新たに配置することにより、アイスグリップ力を向上させた。また、ミシュランの最新のシミュレーションツールによって接地面に均一に力がかかるよう設計されており、アイス路面で接地面効果が高くなっている。

 前モデルに対しブロック数を15%増やし、耐久性を損なうことなく溝とエッジの増加に成功。これにより排水性や雪を掻くスノー性能だけでなく、エッジ効果によるブレーキ性能やトラクション性能も大幅に向上させた。
 コンパウンドには、低温での柔軟性と常温でのトレッド剛性を最大限に高めたシリカベースのコンパウンドを採用。力強いグリップに不可欠な柔軟性と安定したドライビングをもたらす確かな剛性を両立した。
 パターンには、センターからV字型に広がる独創的なデザインによって高い排水・排雪性能を確保。アイス・スノー性能の両立はもちろん、ハイドロプレーニング現象を抑制することでシャーベット路面での性能を向上させた。

これらにより、前モデルと比較してアイスブレーキ性能が約9%向上している。
 また、深溝構造を採用することで、50%摩耗時でも新品時のトレッドデザインを極力維持することで初期性能の維持を実現している。

 

 

 

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