ニュースの焦点 自動車用ゴム部品メーカー 通期予想の下方修正相次ぐ

2012年11月30日

ゴムタイムス社

 自動車用ゴム部品を扱うメーカーなどで、通期の収益予想を引き下げる企業が相次いでいる。 背景には反日デモを背景とした自動車販売不振がある。
 トヨタは10月に天津工場での生産を一部休止するなどして現地生産を半減させた。また、三菱自動車は下期約4万7千台としていた中国販売計画を半減以下の2万台へ引き下げる。日産自動車も135万台から117万台に中国販売計画を引き下げる。
 日本車買い控えにより、中国での自動車販売が下期以降も大きく落ち込むと予想されている。 東海ゴムは中国客先減産影響などにより通期予想を売上高で前年比3・7%減、営業利益で同25・9%減、経常利益で同25・9%減と下方修正した。
 バンドー化学も、中国における自動車メーカー、OA機器メーカーの減産等の影響を検討した結果、売上高879億円から850億円に、営業利益を61億円から50億円に下方修正した。
 NOKも通期の売上高を中国での日系車、建設機械等の大幅な販売減少により前回予想5640億円から185億円減の5455億円に下方修正した。
 営業利益を414億円から113億円減の301億円に、経常利益を450億円から306億円に下方修正した。日本バルカーでは、周辺諸国との外交問題などが影響を及ぼすことを懸念して、通期予想を売上高で430億円から40億円減の39 0 億円に、営業利益を2800億円から9億5千万減の18億5千万円に、経常利益を10億円減の17億5千万円に下方修正した。
 自動車メーカーは中国で減産を続けており、中国の状況次第では来期にも影響が出る可能性がある。