カスタムカーの祭典!東京オートサロンが開幕① 

2013年01月21日

ゴムタイムス社

世界最大級のカスタムカーの祭典
   来場者28万人で過去最高を更新

 エアロパーツを装着してチューンアップを施したカスタマイズカーや、関連製品を展示するイベント「TOKYO AUTO SALON 2013 with NAPAC」が1月13日~15日の3日間、千葉・幕張メッセで開催された。
 東京オートサロンはカスタムカー文化の確立を目指し1983年に「東京エキサイティングカーショー」としてスタートし、今回で開催31回目となる。総出展者数は452社、展示車両は802台、来場者は28万2659名といずれも過去最大の規模となった。展示ホールも1~11まで使用し、「史上最大のオートサロン」として開催された。

 ブリヂストン
 ブースではトヨタ86の性能を更に引き出すべくトヨタ自動車と共同開発した「POTENZA S001 トヨタ86専用スペック」、サーキット走行におけるラップタイム短縮を追求した「POTENZA REー11A」を展示するなど、国内外で様々なモータースポーツの足元を支える「POTENZA」ブランドを全面展開した。

 パネルを使用したポテンザの歴史の紹介やランフラットタイヤ「ポテンザS001RFT」の展示や動画を用いてランフラットタイヤの説明を行った。
 また、様々な車種に向けた豊富な商品ラインナップを有する、車の燃費向上に貢献する低燃費タイヤ「ECOPIA」ブランドや、新しい車のドレスアップ手法である「タイヤサイド部へのカラー印刷技術」を紹介した。特設ステージではレーシングドライバーを招いたトークショーやダンスイベントなどを開催。
 特設ステージの様子は、動画中継サービス「USTREAM」を活用し、生中継を行った。

 横浜ゴム
 サロン内ブースにて、野地彦旬代表取締役社長による新商品「アドバン・スポーツ・V105」と開発中の「アドバン・NEOVA AD08R」の商品説明会が開催された。「V105」については「ウエット性能を向上させ、ロードノイズ、パターンノイズを飛躍的に改善させた。横浜が誇るグローバルフラッグシップタイヤが完成した」と紹介した。「アドバン・NEOVA AD08R」は、WTCCなどモータースポーツタイヤにも採用されている技術を採用し、コンパウンドグリップ、コントロール性能を向上させた開発中の製品。オートサロン来場者に向け先行して披露した。
 ブースではグローバル・フラッグシップブランド「ADVAN」を全面展開し、「ADVAN」ブランドが誇るドライビングハイパフォーマンスやスポーツパフォーマンスを強力にアピールした。
 今回、ハイパワー・プレミアムカー向けタイヤの新商品「アドバン・スポーツ・ブイイチマルゴ」を展示し、最高峰の運動性能と高級車に求められるコンフォート性を高次元で両立した上質なドライビング性能や、最高峰の証として世界有数のハイパフォーマンスカーに相次いで採用された実績を紹介。
 また、ジムカーナをはじめ、競技志向性の強い「アドバン・エイゼロゴーゼロ」やストリートスポーツタイヤのフラッグシップ「アドバン・ネオバ・エイディゼロハチ)」の高いスポーツ性能をPR。さらに「ADVAN」を装着して2012年 SUPER GTのGT300クラスでシリーズチャンピオンを獲得した「ENDLESS TAISAN 911」やコンセプトカーなども展示し、ブース全体でヨコハマタイヤ「ADVAN」のハイパフォーマンス性を訴求した。
 ホイールブースでは高級アルミホイール「A.V.S(エイブイエス)」シリーズや「KREUTZER(クロイツァー)」シリーズ、スポーツ系ホイール「ADVAN Racing(アドバン・レーシング)」シリーズなど全商品を一堂に紹介。1月12日、13日に自動車ジャーナリスト・河口まなぶ氏によるトークショーも行った。

 住友ゴム
 ブースでは建物や造形物などの立体物をスクリーンと見なしてプロジェクターからのコンピューターグラフィックス映像を投影することにより、様々なビジュアル効果を可能にする「プロジェクションマッピング」と呼ばれる映像演出方法により、ダンロップの最先端テクノロジーや商品について訴求した。
 山本悟執行役員ダンロップタイヤ営業本部長は、2月から発売される「VEURO VE303」とスポーツタイヤ「DIREZZA ZⅡ」の商品説明を行った後、ブースコンセプトを「フィールダンロップ」とすることを発表し、ブースについて「今回展示する二つタイヤの世界観と搭載されている最先端のテクノロジーをプロジェクションマッピングを用いることにより、二つのタイヤの先進性をよりわかりやすく、身近に感じてもらえるものと考えている。最先端の開発技術を体感してください」と述べた。
 プロジェクションマッピングの製作過程などのコンテンツをダンロップ公式サイトから配信している。
また、2月から発売される「VEURO VE303」の特殊吸音スポンジの実物を手で触ることができるようスポンジ部分を展示したり、タイヤの表面を切り抜き、内部のスポンジ部分を露出させた「VEURO VE303」の展示も行った。スポーツタイヤDIREZZA ZⅡの実物も展示した。

 東洋ゴム工業 
 ブースではPROXES T1スポーツSUVを装着したレンジローバーやミニバン専用タイヤの「TRANPATH(トランパス)やハイパフォーマンスタイヤである「PROXES」シリーズを展示した。
 クリスタルカットを採用した非対称デザインのトランパスコンセプトをトヨタベルファイアに装着して紹介した他、ワンウエイ非対称デザインが特徴のプロクセスのコンセプトタイヤも展示した。
 また、Team TOYO TIRES DRIFTは12日、13日の2日間「TOYO TIRESドリフトデモラン」を開催した。参加ドライバーは川畑選手、佐久間選手、内海選手、田所選手に加え、今年からサポートドライバーとして新たに加わった「田中省己」選手の計5名によるドリフトパフォーマンスを披露した。