ブリヂストン 2013年度入社式を開催

2013年04月09日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは1日、同社グローバル研修センターにおいて2013年度入社式を開催した。
 開発企画職137名(事務系38名、技術系99名)、事務企画職9名の新入社員に向けた津谷正明CEOの講話は以下の通り。
 皆さんが新しく仲間に加わることを非常に嬉しく思う。ブリヂストンにとって今年は、ファイアストン買収からちょうど25年目にあたる特別な年である。この25年問、ブリヂストンはグローバル化に向けて多大な努力をし、現在では事業体制も整いつつあるが、まだまだ変革の途上にある。その中で、皆さんの新しい視点が大きな改革に役立つと思っている。
 今日から皆さんは報酬をもらう職業人。それに伴って責任が発生する。学生とは全く立場が異なるということ、また、社会的存在として、社会のルールの中で生きていることを認識してほしい。
 ブリヂストンファミリーの一員としてそれぞれ役割があり、期待されていることがある。一人一人が大きなグループを構成していることを認識してほしい。
 学生時代とは異なり、自分とは全く違う背景や考えを持つ人たちと一緒に仕事をしていくことになる。そのために一番必要なことがコミュニケーションである。人聞は簡単に誤解する。違う背景、状況を持つ人との間ではなおさらである。誤解のないコミュニケーションを行うためには努力が必要であることを理解してほしい。
 企業理念の使命である「最高の品質で社会に貢献」、4つの心構えである「誠実協調」「進取独創」「現物現場」「熟慮断行」は、事業を行う上でのブリヂストンの基本軸である。また、基本姿勢として強く求めていることが、グループ・グローバルでの全体最適を考えて仕事をすることである。
 仕事の中で英語を使う場面はたくさん出てくる。内だけでなく外に広がるツールとして英語は大事である。早い時期から英語の勉強を始めてほしい。
 私の好きな言葉の一つに「天は自ら助くる者を助<」がある。私たちの会社はその言葉の様に強くなってきた。個人でも同じことが当てはまり、皆さんにも個人として自立してほしい。
 順風満帆な人生は駄目と考えている。当社は、様々な苦難を乗り越え、その過程で色々なことを学び強く逞しくなってきた。個人も同じで、これから困難な局面がたくさんあると思うが、その過程で成長できると考えている。
 これから社会人として、組織人として、ブリヂストン社員として、そして個人として色々な局面を迎えると思うが、その中で良い時も悪い時も自分を強く持って未来を信じて自分を強く高めていってほしい。