ブリヂストン ランフラットタイヤ 市販市場向けに初めて発売

2011年06月27日

ゴムタイムス社

クーリングフィン「デザインAタイプ」

㈱ブリヂストンは6月17日、ランフラットタイヤを初めて市販用として発売すると発表した。環境意識の高まりにより、車両の軽量化や小型化が加速する自動 車業界において、同社はスペアタイヤ(応急用タイヤ)を不要とするスペアタイヤレス化をランフラットタイヤの普及で大きく前進させることができるものと確 信、ランフラットタイヤの拡販を目指す。市販用の商品名は「ポテンザS001RFT」。発売は7月1日、サイズは全4サイズ。 同社はパンクした際の走行安定性などで、ランフラットタイヤに大きな優位性があり、スペアタイヤレス化の最適解であると考えている。パンクした際に危険な 路上作業を必要とせず、安全な場所まで移動できること。
路面と接するタイヤトレッド部だけでなく、タイヤサイド部の損傷に対してもパンク時走行が可能なこ となどが理由だ。 全ての車両のスペアタイヤレス化が実現すると、新車に装備されている年間約5900万本のスペアタイヤが不要となり、省資源化に貢献する。また、スペアタ イヤのライフサイクル(原材料採取から廃棄に至るまで)において排出される年間約200万㌧のCO2が削減される。さらに、スペアタイヤと組み合わせるホ イールも不要になり、これ以上のCO2排出量削減が可能となる。 ブリヂストンのランフラットタイヤは、タイヤサイド部に補強ゴムを使用したサイド補強型を採用している。タイヤサイド部が厚く硬いため、1987年の量産 開始当初は乗り心地がノーマルタイヤに比べて硬くなる傾向にあった。2005年以降は、サイド補強ゴムに改良を加え乗り心地を改善したが、09年にさらに 乗り心地を改善する技術として「熱をコントロールする技術」の開発・実用化に成功した。 地球規模で環境意識が高まり、車両の軽量化や小型化が加速する自動車業界において、同社はランフラットタイヤの採用拡大によりスペアタイヤを不要とするスペアタイヤレス化を前進させることができる、としている。 同社では①新車装着タイヤがランフラットタイヤであり、より柔らかな乗り心地を求めるユーザー②新車装着タイヤがノーマルタイヤで、ランフラットタイヤの 性能を求めるユーザーをターゲットに拡販する。しかし、現行ノーマルタイヤ装着車に「ポレンザS001RFT」を装着する場合は、タイヤ空気圧モニタリン グシステム「TPMS B―01」と市販用アルミホイールのセットを装着することが可能な車両に限定される。 発売サイズおよび価格はは195/55RF16 87V(3万6540円)~245/40RF18 93W(7万3290円)の4サイズ。 新商品は「熱をコントロールする技術」として「新サイド補強ゴム」「クーリングフィン」を採用し、ノーマルタイヤの「ポテンザS001」と比べても遜色な い乗り心地を実現した。さらに、2010年に発売し、好評の「ポテンザS001」と同様、高次元のドライ・ウェットパフォーマンスを発揮する。