2012年の世界タイヤ売上高ランキング

2013年09月23日

ゴムタイムス社

 ラバー&プラスチックニュースは9日、世界のタイヤメーカーランキングの2013年版を発表した。

 同ランキングは、小売店での収入、スチールコードの販売、合成ゴム、またはサードパーティーへのカーボンブラックを含む非タイヤ製品の販売を除くタイヤの販売から、売上高に基づいて計上されている。米ドル建ての売上高は、年間平均為替の数字に基づいている。

 同社によると、日本のブリヂストンは5年連続で世界最大のタイヤメーカーとなった。推定タイヤ製造関連の売上高は286億ドルで、2位のミシュランには20億ドル以上、3位のグッドイヤーには95億ドル差をつけた。

 タイヤ販売の推定値は、1875億ドルと2011年から下落。ブリヂストンのシェアは15・2%、ミシュランは14%、グッドイヤーは10%を占めている。

 さらに、コンチネンタルAGが109億ドルで4位を維持し、住友ゴム工業が77億6000万ドルで5位、イタリアのピレリが7億6300万ドルの差で6位となった。住友ゴムが5位以内となったのは2002年以来。

 韓国のハンコックタイヤは7位、横浜ゴムは8位となった。ハンコックタイヤは売上高が前年比8・3%増の62億6000万ドルとなったのに対し、横浜ゴムは同0・6%減の55億7000万ドル。

 台湾の正新/マキシスは46億3000万ドル、中国の杭州中策ラバーは45億6000万ドルの売上を計上し、それぞれ9位、10位を維持した。

 アポロタイヤはクーパータイヤの25億ドルをかけた買収を保留しており、それぞれ23・5億ドルと42億ドルの2012年売上に基づけば、買収が成功した場合将来的に世界7位のタイヤメーカーになるとされている。

 トップ25の中では、インドのMRFは、売上高が同23%増加し、3ランク上がって14位となった。オフロード、ファームタイヤとホイールの専門である米タイタン・インターナショナルは、タイタン・ヨーロッパやオーストラリアのプラネットグループとラテンアメリカのグッドイヤーの農業用タイヤ事業での売上から、5ランク上がって22位となった。

 新しくランキングに登場したのは、Sentaidaグループの製造部門である青島センチュリータイヤ、1年ランク外となった後順位を戻した広州珠江ゴムタイヤ。ランキングから脱落したのは、スリランカのロードスターとインドのゴービンドラバー。