横浜ゴム 「資源循環技術・システム表彰」で奨励賞

2013年10月24日

ゴムタイムス社

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 横浜ゴムは24日、産業環境管理協会主催の「平成25年度資源循環技術・システム表彰」で奨励賞を受賞した。
 受賞テーマは「長寿命及び資源再生原料配合のコンベヤベルト開発」。表彰式が18日に東京都港区の機械振興会館にて行われた。
 受賞対象となったコンベヤベルトは、2012年10月に発売した「Duotex(デュオテックス)」。各種バラ物搬送に適した一般用途向けシリーズとして、主に国内の砕石場やリサイクル工場、生コンクリート工場などで使われている。国内最高レベルの耐摩耗性、耐屈曲性を達成するなどコンベヤベルトとしての基本性能を強化すると同時に、製品を通じた環境負荷の低減に取り組み、カバーゴムと内部コートゴムの資源再生原料の配合比率を従来品より高めた。これにより、カバーゴム製造過程における現在の資源再生原料の使用量は月間15〜20トンとなっている。
 同社はこれまで「資源循環技術・システム表彰」において、平成22年度に「使用済み加硫ブラダーの再生利用による産業廃棄物削減」、「2成分形シーリング材用産廃対策容器『e―can』の開発・普及とリサイクルシステムの構築」で「クリーン・ジャパン・センター(CJC)会長賞」を、平成23年度に「空気入りタイヤにおけるインナーライナーゴム使用量低減」で同じく「CJC会長賞」を受賞している。
 「資源循環技術・システム表彰」は、廃棄物の発生抑制、再使用、再資源化に資する優れた事業や取り組みの奨励・普及を目的として、昭和50年から実施されている。リサイクルや環境保全に関する表彰制度としては最も古い歴史を持つ表彰のひとつで、経済産業省が後援している。

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