横浜ゴム 中国のコンベヤ工場で第一期植樹祭を実施

2011年09月08日

ゴムタイムス社

植樹のようす

 横浜ゴム(株)の中国におけるコンベヤベルトの生産販売会社、山東横浜ゴム工業制品有限公司(SHANDONG YOKOHAMA RUBBER INDUSTRIAL PRODUCTS CO., LTD.=YRSC)は 8月 20日、山東省イホウ市にある同社工場敷地内で「YOKOHAMA 千年の杜」プロジェクトの第一期植樹祭を開催した。

 YRSCは、宮脇昭氏(植物生態学者/横浜国立大学名誉教授)が潜在自然植生をベースに考案した宮脇方式に基づく植樹を計画。宮脇氏と共に中国各地で宮脇方式による植樹活動を行っている達良俊博士(中国・華東師範大学教授)から、現地環境に適した樹種の選定や苗木の調達先の斡旋、植樹後の手入れなどについて指導を仰いだ。

 プロジェクト当日は YRSCの王永堂董事長や従業員、その家族に加え、地元の自治体、地域住民など合計390名が参加した。また日本から宮脇氏、同社の高岡洋彦常務執行役員も参加し、10種、2280本を植樹した。このうち8割にあたる約1800本はYRSCで育てた自前の苗を使用した。

 YRSCは、海外の需要が旺盛なコンベヤベルト事業の強化を目的に2006年1月、横浜ゴムの中国の事業統括会社である横浜ゴム(中国)有限公司が中国のコンベヤベルトメーカー山東躍馬ベルト有限公司と設立した合弁会社。資本金は2070万USドル、従業員数は330人。

 同社は、創業 100周年の 2017年に向けて国内外の全生産拠点に 50万本植樹し杜を創生する「YOKOHAMA千年の杜」プロジェクトを 2007年にスタートした。YRSCの植樹により、2011年 8月までの植樹本数は合計20万本を越えている。

 

関連キーワード: ·