東洋ゴム ドキュメンタリー番組をANAに提供

2011年09月09日

ゴムタイムス社

 東洋ゴム工業㈱(中倉健二社長)のタイヤ事業で、NITTO(ニットー)ブランドを展開しているNITTO TIRE U.S.A. INCは、全日本空輸株式会社(ANA)の協力を得て、ANAの主要な国際線で、今夏フジテレビ系列で放映されたドキュメンタリー番組『知られざる政治家 ラルフ・カーとニッポン人』を9月1日より機内上映番組として提供する。

 NITTO TIRE U.S.A. INC.は感謝の念を持って謙虚に社会へ還元できる取り組みを行なう、という考え方をもとに、さまざまな支援活動をCSRの一環として行なっている。

 同番組は、一人の政治家の崇高な人権意識と過去の過酷な史実を伝えるものであり、社会的意義に共感したことから、同番組を提供することを決めた。

 同番組はFCI(フジサンケイ・コミュニケーションズ・インターナショナル)が制作し、今年初めにかけて米国ニューヨーク、ニュージャージー、コネチカット、ロスアンゼルス、ハワイの各州で放映された。反響が大きかったことから、春に再放送され、さらに今回、8月15日の終戦記念日の前後の日程で、フジテレビ系列で放送された。

 

■番組内容
70年前の太平洋戦争勃発当時、米国では在住日本人や米国籍を持つ日系人は「敵性外国人」とみなされた。西海岸から12万人もの日本人や日系人が内陸部へ強制収容されることになった際、収容先の一つだったコロラド州で当時知事を務めていたラルフ・ローレンス・カーは、反日ヒステリーや人種差別に断固と して反対し、敬意を持って日本人や日系人を受け入れ、擁護と支援を続けた。政治生命を犠牲にしてまで日系人を擁護したカー知事の孤高な偉業、敵国の血 を引く者として壮絶な人生を送った3人の日系人を徹底取材したドキュメンタリー番組。

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