日本ミシュラン　二輪用スポーツタイヤ新製品発表会を開催

　日本ミシュランタイヤは２月12日、二輪車用スポーツツーリングタイヤ「ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＰＩＬＯＴ　ＲＯＡＤ　４」シリーズの新製品記者発表会を、東京・新宿のハイアットリージェンシー東京で開催した。
　昨年11月に発表された同シリーズには、新しいスタンダードを目指すオールラウンド向けの「ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＰＩＬＯＴ　ＲＯＡＤ　４」、新技術２ＡＴ（デュアルアングル・テクノロジー）によりＧＴクラスのモーターサイクルに優れた安定性能を提供する「ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＰＩＬＯＴ　ＲＯＡＤ　４　ＧＴ」、オンロード使用のトレイル車に最適化された「ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＰＩＬＯＴ　ＲＯＡＤ　４　ＴＲＡＩＬ」の３種があり、２月15日に販売を開始する。

　同製品は、ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＸＳＴ＋とトレッドパターンによりウェット路面での優れた制動距離を達成し、より高い安全性の向上を追求した。また、新採用のラバーコンパウンド「Ｆｕｎｃｔｉｏｎａｌ　Ｐｏｌｙｍｅｒ　ＳＢＲ」により、従来品より20％以上も耐摩耗性能を向上した。さらに新開発のシリカ配合コンパウンドによって幅広い路面温度域（-5～45℃）で、横断歩道や白線を含む厳しい路面コンディションでも確かなグリップ性能を発揮。さまざまなコンディションでも躊躇することなくライディングが可能となった。その他、同社の新技術２ＡＴにより、ラジアルタイヤとバイアスタイヤの構造的特徴を組み合わせて直線やコーナーで高い安定性を確保し、安全性能の向上を追求した。
　販売サイズは「ＭＩＣＨＥＬＩＮ　ＰＩＬＯＴ　ＲＯＡＤ　４」がフロント17インチ２サイズ、リア17インチ５サイズの計７サイズ、「同　ＧＴ」がフロント17インチ１サイズ、18インチ１サイズ、リア17インチ４サイズの計６サイズ、「同　ＴＲＡＩＬ」がフロント19インチ２サイズ、リア17インチ２サイズの計４サイズ（ＴＲＡＩＬのフロント１サイズとリア１サイズは発売予定）となる。価格はオープン価格。
　発表会に先立ち、あいさつに立った同社ベルナール・デルマス社長は「二輪用タイヤは当社のブランドイメージにとって大事な商品。今日発表する新製品では安全性、ライディング・プレジャー、耐摩耗性の向上を図り、どの性能も水準以上のパフォーマンスを備えていることはもちろん、きれいに調和されている。それがミシュランのＤＮＡとも言える『トータルパフォーマンス』です」と述べた。