【海外】米グッドイヤーの2013年期末決算

2014年02月22日

ゴムタイムス社

 グッドイヤーは2月13日、2013年12月期の第4四半期および期末決算を発表した。
 第4四半期の売上高は48億ドルで前年同期比5%減。うち6400万ドルはタイヤ事業の売上を反映している。また、1億7800万ドルがその他のタイヤ関連事業、特に北米のサードパーティーの化学系売上が大きい。3600万ドルは原料の価格ミックスネットの影響、1億200万ドルは外貨換算によるもの。タイヤ全体の売上は4070万本で、同2%増加している。
  営業利益は4億1900万ドル、同54%増となった。原料価格の降下によるもの(原料コスト削減を除く)が9800万ドル、より高い生産レベルのための間接費配賦不足額が5500万ドル、タイヤ事業が1100万ドル、3200万ドルのSAG費と2400ドルの外貨換算分となった。
 純利益は2億2800万ドルで、前年同期並みとなった。
 同社CEOのリチャード・J・クレイマー氏は「第4四半期および通年の業績は、我々の戦略が機能し、持続可能な利益成長と強力なフリーキャッシュフローを提供するグッドイヤーの能力が発揮されていることを意味します。当社の北米事業は2013年の全四半期に過去最高益を達成しました」と述べている。
 2013年通期の売上高は、195億ドルで前年比7%減。6億6500万ドルはその他タイヤ関連事業、3億5400万ドルは外貨換算によるもの、1億6600万ドルはタイヤ事業、2億600万ドルは原料の価格ミックスネットの影響によるもの。タイヤ全体の売上は1億6230万本で同1%減。
 営業利益は16億ドルで同27%増。原料の価格ミックスネットの影響(原料コスト削減を除く)が4億3600万ドルとなり、間接費配賦不足額の5200万ドル、外貨換算分の6300万ドル、タイヤ事業の2400万ドルを十分に相殺するとしている。
 純利益は6億ドルで、前年より1億8300万ドル増加している。

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