上期のタイヤ販売 市販用8%増 仮需の影響大

2014年07月21日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、2014年上半期のタイヤ販売本数を発表した。

 市販用は四輪車計3237万7千本で前年比8・3%増、特殊車両・二輪車を含めると3358万本5千本、前年比8%増だった。消費増税前の駆け込み需要が大きく販売を伸ばした。

 上期の市販用タイヤ販売は、1月~3月まで3ヵ月連続で2ケタ増と好調な実績で推移した。特に、3月は駆け込み需要がピークに達し、840万本8千本、前年比26・7%増と単月で史上最高の販売本数となった。4月、5月は反動減の影響で前年比マイナスとなったが、6月はわずかではあるが増加に転じた。

 四輪車の車種別では、トラック・バス用が同18・2%増、小型トラック用は同5・9%増、乗用車用については8・2%増と、いずれも前年実績を上回った。
特にトラック・バス用は、1月は同35・2%増、2月は同53・1%増、3月は52・4%増と3ヵ月連続で大幅に伸長した。

 乗用車用は4月、5月は消費増税の反動減で微減になったものの、1月から3ヵ月は2ケタ増と好調に推移した。小型トラック用についても、2月が前年同月比23・2%増となった。

 新車用は四輪車計2319万1千本で前年比5・7%増、特殊車両・二輪車を含めると2417万4千本で、同5・8%増となった。四輪車は1月以降、6ヵ月連続で増加と好調に推移した。

 四輪車の車種別では、トラック・バス用が前年比20・8%増、小型トラック用は同10・9%増、乗用車用については同4・5%増といずれも増加した。このうちトラック・バス用は1月から6ヵ月連続で2ケタ増と大幅に伸長した。

 

 

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