米ゼネラル・モーターズ(GM)と取引している中国江蘇省昆山市の自動車部品工場で2日起きた爆発の死亡者が75人に増加した。国営の新華社通信が報じた。
4日の新華社電によれば、爆発があったのは昆山中栄金属製品の工場で、死者のほか、185人が負傷した。これまでは死者71人、負傷者186人と伝えられていた。江蘇省蘇州市は生産過程で粉じんを発生させる企業に生産を停止するよう命じた。
また、香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは4日、同自動車部品工場について、粉じんが爆発を引き起こすリスクを、現地の当局者が繰り返し警告していたと伝えた。
2日の記者会見で現地政府は、粉じんが飛散したエリアでの引火が原因との見方を示し、安全基準の違反があったと指摘した。
同紙が昆山市の安全生産監督管理局の当局者発言として伝えたところでは、昆山中栄は粉じんに関する過去の警告を無視していたという。