日本ミシュランタイヤ リトレッドWEB管理システムを発表

2014年12月08日

ゴムタイムス社

 日本ミシュランタイヤは11月28日、新宿ワシントンホテルでリトレッドタイヤ(再生タイヤ)に関する情報をインターネットを使ってリアルタイムに利用できる新システム「e―Retread(イーリトレッド)システム」について記者説明会を実施した。

 「e―Retreadシステム」は、リトレッドタイヤの販売店からのケーシング(使用済みタイヤ)の基本情報、同社のカスタマーサービスセンターから販売店に配送する出荷情報、工場における生産開始日と生産完了日などの生産情報という「回収・生産・配送」についての様々なデーターをインターネットを使いリアルタイムで共有できるWEBアプリケーションシステム。

 また同システムは新品タイヤ製造時に刻印される固有番号である「セリアル」をIDとして、生産履歴など更新される情報を検索・確認が可能となっている。その上、更新され完結したデータは順次サーバーに蓄積されるため、実績データとしても活用できるのも特長だ。WEBを通じてデーターアクセスできるため、いつでもどこでもデータにアクセスできる利便性も兼ね備えている。

 同システムは9月中旬から同社がリトレッド製造を委託している㈱髙瀬商会の協力で、一部の販売店を対象に試験的に運用が行われており、12月1日から同社のトラック・バス用タイヤを取扱う販売店向けにサービスを本格的にスタートさせた。
 ケーシングを1本毎に回収時から出荷予定日の設定までを一元管理する同システムは業界初の試みであるという。

 記者説明会で、トラック・バスタイヤ事業部のペルティエ・ドミニク常務執行役員は「なぜミシュランがリトレッドタイヤを推奨しているか。それはリトレッドタイヤは新品タイヤと比べて、少ない材料とエネルギーで作ることができ、リトレッドタイヤを使用することで温暖化ガスや油脂の排出などを減らし、石油の輸入依存を低減できるようになるからである。同社はお客様にリトレッドタイヤのメリットを充分に理解してもらい、より多くのリトレッドタイヤを使っていただけるように努力をしている。今回、新たに提供する革新的サービス『e―Retreadシステム』を展開することでトラック・バス業界のお客様には、さらなるコスト低減を提案し、環境問題にも貢献できると考えている。またさらに革新的で効果的なリトレッドタイヤの取扱い方法も提案できるようになると考えている」とシステムの展望を述べた。

 

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