14年タイヤ販売本数実績 市販用は3.5%増加

2015年01月19日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)はこのほど、2014年のタイヤ販売本数を発表した。

 新車用は四輪車計4505万4000本で前年並み、特殊車両・二輪車を含めると4701万3000本で、前年比0・2%増となった。

 四輪車は1~6月は消費増税の駆け込み需要の影響で前年実績を上回ったものの、7月以降はその反動と自動車生産が前年割れとなっていることから、6ヵ月連続でマイナスとなっている。

 四輪車の車種別では、トラック・バス用が同18・8%増、小型トラック用は同5・6%増、乗用車用は同1・4%減だった。

 このうちトラック・バス用は昨年7月から18ヵ月連続で前年実績を上回り、小型トラック用は8月と11月を除き、前年比でプラスとなっている。トラック・バス用については、流通が活発であることと、円安による外国人観光客の増加に伴うバス需要の増加が影響しているものと考えられる。

 乗用車用は、昨年9月から6月まで10ヵ月連続で前年実績を上回ったものの、7月以降は前年割れが続いている。

 市販用は四輪車計7389万本で同3・5%増、特殊車両・二輪車を含めると7626万4000本で同3・3%増と好調だった。

 昨年始めの大雪に続き、年末にも各地で大雪となったことで、冬用タイヤの販売が伸びた。

 四輪車の車種別ではトラック・バス用が同5・8%増、小型トラック用が同2・4%増、乗用車用が3・5%増と、いずれも前年実績を上回り、1~3月と12月は、小型トラック用の1月を除くと全て2ケタの伸びとなっている。

 このうち、トラック・バス用は2~3月に同5割増という高い伸びを示した。4~6月は駆け込み需要の反動で前年割れとなった、7月以降は11月を除き前年比プラスとなった。

 小型トラック用と乗用車用は全く同じ動きとなっており、4~8月は6月を除いて反動減でマイナスとなっていたが、その後は、11月に前年割れとなった以外は前年実績を上回っている。

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