ブリヂストン グループアワード2015を開催

2015年04月01日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは3月30日、「ブリヂストングループアワード2015」を3月27日に開催したと発表した。

 同賞は、企業理念に基づく事業活動への意識向上や同社グループ従業員の一体感醸成などを目的とし、同社グループの全組織及び全従業員を対象とした社内表彰制度であり、2008年より毎年開催されている。

 表彰部門は「アチーブメント(企業活動全般)」「コントリビューション トゥー ソサエティー(社会貢献活動)」「エンバイロメント エクセレンス(環境活動)」「セーフティー&ディザスタープリベンション(労働安全・防災活動)」の4つのカテゴリーから構成されている。同社グループの組織及び従業員が行うさまざまな活動の中から、今年度は5件が表彰された。

 「アチーブメント」の表彰は2件。

 まずは、「ドライブガード」開発によるランフラットテクノロジー(RFT)の市販用タイヤ市場拡販への貢献。RFT採用タイヤは、空気圧がゼロになっても、所定のスピードで一定距離を走行できるため、急なパンクでも安全な場所まで移動して停車することができる。従来、RFT採用タイヤは、技術的な背景から装着可能な車両が限定されていたが、より多くのユーザーに利用してもらうため、同社グループ各社のタイヤ研究・開発部門とマーケティング部門がグローバルで連携し、さまざまな車両に装着可能なRFT採用タイヤである同タイヤの製品化に成功した。
 もう一つが、グローバル新車装着用タイヤ販売戦略における新しい仕組みの構築及び関連する顧客・市場調査活動の実施だ。新車装着用タイヤビジネスを起点として乗用車用タイヤビジネスの全体最適化を行うため、同社グループ各社のタイヤ販売部門、マーケティング部門、タイヤ開発/製造部門がグローバルで連携する仕組みを構築した。これにより、新車装着用タイヤビジネスの強化や企業ブランド価値の向上を達成した。

 「コントリビューション トゥー ソサエティー」の表彰は1件。

 被災者へのボランティア及び寄付活動。同社グループ会社で、化工品事業を行っているブリヂストン・プレシジョン・モールディング・フィリピン(BPMP)は、2009年にフィリピンが受けた台風被害以降、自然災害被災者への支援活動の必要性を認識し、寄付やボランティア活動を継続的に実施している。

 「エンバイロメント エクセレンス」の表彰は1件。

 「タイヤズフォワードプログラム」だ。同社のグループ会社で、北米で自動車タイヤの販売、自動車整備・補修サービスなどを行っているブリヂストン・リテール・オペレーションズ(BSRO)は、2012年より、同社でタイヤが1本売れるごとに、使用済みタイヤを1本回収し、有効に活用するリサイクル活動である同プログラムを行っている。同活動の一環として、北米各地にある同社販売店周辺において不法投棄タイヤの回収活動支援にも取り組んでいる。

 「セーフティー&ディザスタープリベンション」の表彰は1件。

 「リベリアでのエボラ出血熱対策」。同社グループ会社で、リベリアで天然ゴム農園を運営しているファイアストン・ナチュラルラバー・カンパニー(FSNR)は、エボラ出血熱対策チームを結成し、従業員とその家族、地域住民約80000人の健康維持のための活動を行っている。さらに、政府当局やNGOなどさまざまな団体との連携を強化し、リベリア全土でのエボラ出血熱拡散防止に貢献している。

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