ブリヂストン 「2015中期経営計画」を発表

2015年10月20日

ゴムタイムス社

 ブリヂストンは10月16日、東京・南麻布の同社グローバル研修センターで「2015中期経営計画(MTP)」説明会を開催した。

 2015MPTの重点は、昨年に続き「グローバル企業文化の育成」「グローバル経営人材の育成」「グローバル経営体制の整備」の3項目。

 このうち、グローバル企業文化の育成についても、引き継き「ブランド戦略の明確化」「技術/ビジネスモデルイノベーション」「継続的改善」への取り組みを進める。

 ブランド戦略の明確化では、多角化事業を含め、事業戦略・マーケティング戦略との整合性のあるブランド戦略を展開する。

 「ブリヂストン」はメジャーブランドとして、グローバルで統一した形でさらにブランド力を強化。ファイアストン」についても、重要な資産としてブランド力を向上させる。

 さらには、多様な事業でセグメント化が進み、消費者の嗜好が多様化する中で、第3のブランドとして「デイトン」のようなブランドにも注力する。

 ブリヂストンブランドに関しては、フルネームでは長く、視認性に欠けるということがあったため、グローバルでBマークのさらなる認知・浸透を進める。

 また、オリンピックのワールドワイド公式オリンピックパートナーとして、リオデジャネイロオリンピックが開催される来年までは日本・米国・ブラジル・韓国の4ヵ国限定で、17年からはグローバルで権利を行使することになる。

 ファイアストンは115年以上の歴史と伝統を持つ、世界に知られたブランドであるが、いろいろな経緯があり、これまでは世界的に統一した形でのブランド戦略を行うことができなかった。

 今後は、意識的にグローバルブランドとして育てていく方針で、津谷正明CEOは「2つのメジャーブランドを持っている企業はこの業界では他にないので、我々にとって非常な強みとなる」と評価している。

 その他、スポーツイベントを通じたブランド力強化、多角化事業やリージョナルでのブランド力強化を図ることで、ブランド戦略を明確化していく考えだ。

 技術/ビジネスモデルイノベーションについては、グローバルR&D体制の最適化に向け、東京・小平市の生産・開発拠点を再構築。ソリューションビジネスの拡大のため、鉱山・農業機械向けソリューションビジネスの社内カンパニーを創設する。

 グローバル経営体制の整備では、14日に開催した取締役会でガバナンス体制強化のため、監査役会設置会社から指名委員会等設置会社への移行を決定。タイヤ事業SBU体制の再編では、9月に欧州と中近東アフリカ、トルコを統合した。

 多角化事業についても、タイヤに比べて遅れていたグローバル化を進め、タイでコンベヤベルト、インドネシアで防振ゴムの製造を始めるなど生産拠点を拡大。環境への貢献の観点から水素充填用ホースの開発し、インフラ事業の取り組みとして免震館をオープンさせるなど、同事業の拡充を図っている。

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