JATMA 新年賀詞交換会開く

2016年01月19日

ゴムタイムス社

 日本自動車タイヤ協会(JATMA)は1月15日、東京・紀尾井町のホテルニューオータニで新年賀詞交換会を開催した。

 会に先立ち野地彦旬会長があいさつ、続いて経経済産業省の糟谷敏秀製造産業局長が来賓あいさつを行った。
 野地会長は、JATMAの活動では昨年に引き続き安全と環境を軸に活動を行っていくとした上で、安全については特に関係機関や団体と連携した冬用タイヤの装着推進を安全啓蒙として継続していくと説いた。

 また、環境に関しては廃タイヤの適正処理、タイヤラベリング制度の導入、低燃費タイヤの更なる普及促進を続けていくことも強調。特にタイヤの空気圧の重要性を語り、タイヤの空気圧は安全のみならず環境に大きく影響を及ぼすと説明し、低燃費タイヤを装着しているにもかかわらず、空気圧が不足していることで転がり抵抗が悪化し燃費は改善されないと指摘した。
 その上で「夏から冬かけては毎月、少なくても2か月に一度は空気圧の点検をしてほしい」と提案した。

 糟谷製造産業局長は自動車の生産について、バスとトラックは堅調だが軽自動車を中心に消費税増税の反動から抜け出せていないのが実情と述べ、「来年春、消費税率の引き上げに伴う駆け込み反動減の対策に手を打っていかないといけい」という見方を示した。

 池田育嗣副会長が「タイヤ業界が少しでも日本経済の優勢に貢献し国民の生活にうるおいを与えるということになればと願う」とあいさつし、乾杯の発声を行った。