経済産業省がまとめた2015年の自動車タイヤ生産量は1億5242万9000本で前年比5・4%減。出荷金額は1兆2334億1300万円で同5・9%減だった。
生産は、年初から自動車生産台数の前年割れや、前年あった降雪の影響がなかったことにより不調で、年間を通しても不振が続いた。
四半期ごとの動向では、1~3月は自動車生産台数が連続して前年同月比でマイナスになっていることに加え、前年同期が消費増税前の駆け込み需要により大幅増となったこと、昨年のような非積雪地帯での降雪がなかったことなどにより、前年割れとなった。
4~6月、7~9月も前年実績を下回る水準で推移した。
10~12月も依然として回復には至らず、この期間、すべての品種で前年実績割れとなった。