日本自動車タイヤ協会(JATMA、野地彦旬会長)は4月8日、東北自動車道・羽生パーキングエリア(下り線)で「4月8日タイヤの日」イベントを開催した。
4月8日タイヤの日は、JATMAや全国タイヤ商工協同組合連合会など3団体が2000年に創設した。
17回目を迎えた今年の活動では、タイヤの無料点検の実施とその結果をドライバーに知らせることにより、タイヤの空気圧不足がクルマの安全性低下だけでなく、燃費悪化につながり環境にも影響することを啓発した。
イベントの開会式で野地会長は「当会が活動の基軸にする『安全と環境』という取り組みのなかで、タイヤの日はドライバーと直接コミュニケーションできる良い機会であり、タイヤを安心、安全にお使い頂くためのメッセージを発信する貴重なイベントにもなっている。また、昨年に実施した調査では、乗用車の4台に1台にタイヤの空気圧不足が確認された。7割のドライバーはタイヤの空気圧の重要性を感じているが、空気圧を毎月確認しているドライバーは4割にとどまっている。タイヤの日等の啓発活動を通じて、ドライバーの方々に空気圧に関心をもってもらいたい」とあいさつした。
続いて、イベントに協力した埼玉県タイヤ商工協同組合の相原一広理事長、埼玉県警交通部高速道路交通警察隊の鈴木隊長補佐らがあいさつを述べた後、タイヤ点検がスタート。5人構成による2班に分かれたチームが、午後1時から3時まで精力的に点検とアンケートを行った。点検を受けたドライバーには、タイヤ使用管理リーフレット「タイヤを上手にご使用いただくために」などを同封したA4サイズのビニールバッグを粗品として配布した。
JATMAが8日に発表した今回のタイヤ点検(速報)によると、点検台数は合計30台で乗用車28台、貨物2台。うちタイヤ整備不良車両は乗用車3台、貨物2台となり、整備不良率は10.0%だった。タイヤ整備不良の内訳は空気圧不足が2台、その他が1台だった。