取材メモ 「空のF1」支援の理由

2016年06月27日

ゴムタイムス社

 住友ゴム工業がファルケンブランドでオフィシャルパートナーとなった「レッドブル・エアレース千葉2016」は、同社がサポート契約する室屋義秀選手(チーム・ファルケン)が参戦5年目にして悲願の初優勝を果たし、盛況のうちに閉幕した。

 エアレースは世界トップクラスの飛行技術を持つパイロットたちが技の正確さや速さを競うレースで、空のF1とも形容される。

 同社は、クルマやタイヤにあまり興味のない国内の一般消費者にファルケンブランドを訴求するため、都内に「ファルケン・カフェ」を開業するなどユニークなプロモーション活動を展開しているが、今後はエアレースが活動の中心になるという。

 増田栄一タイヤ国内リプレイス営業本部長は、エアレースを支援対象に選んだ理由について「ファルケンのロゴはドイツ語のファルコン(鷹)をイメージしたものからできている。空の舞台で活躍する室屋選手と世界展開するファルケンブランドとのイメージがマッチしている」と述べた上で、「エアレースをきっかけにファルケンブランドが一般消費者に益々認知されて欲しい」と期待を寄せる。

 同社は14年から一般消費者向けにファルケンブランドの認知度調査を実施し、今年も7月に調査を実施する予定。室屋選手の優勝がファルケンブランドのさらなる認知度向上につながるか、その動向に注目したい。

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