日本ベルトエンドレス工業会が定時総会 安全教育を強化

2016年07月04日

ゴムタイムス社

 日本ベルトエンドレス工業会は6月28日、静岡県熱海市の熱海・みかんの木で第43回定時総会を開催した。

 冒頭、あいさつに立った澤田伸彦会長は「円高や英国のEU離脱など、日本経済は先行き不透明な状況にあるが、顧客は先を見て計画を立てていると思う。会員の皆さまは顧客の計画に乗り遅れないように、技術力を高めてその時に備えてほしい」と述べた。

 総会では、平成27年度事業経過報告、同年度収支決算報告、平成28年度事業計画案、同年度収支予算案などが審議され、いずれも原案通り可決承認された。

 続いて、各地区の現状報告では、「大手家電メーカーの経営悪化もあり、他の地区と比べると景況感は良くないが、持ち前の関西人の明るさで乗り切っていきたい(近畿ベルトエンドレス工業会)」、「需要は比較的安定しているものの、雇用の問題などで新規開発が進んでいない(四国ベルトエンドレス工業会)」、「熊本地震による会員企業の直接的な被害は出ておらず、現在は順調に業務行っているので安心していただきたい(九州ベルトエンドレス工業会)」、「安全は口うるさく言わないと、ふとした時の事故につながる。他の地区と同様、安全教育を徹底していきたい(中部ベルトエンドレス工業会)」などの報告があった。

 また、総会終了後に中部ベルトエンドレス工業会の第54回定時総会が開かれ、地区報告や議長選任、議案審議などが行われた。

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