住友ゴム工業は10月8日に、今年で9年目を迎える「ダンロップ全国タイヤ安全点検」を全国50会場で実施した。
道の駅アグリパークゆめすぎと(埼玉県北葛飾郡杉戸町)で行われたタイヤ点検では、増田栄一執行役員・タイヤ国内リプレイス営業本部長はじめ、同社従業員と販売会社従業員15人が参加し、3チームに分かれた点検メンバーが積極的に点検を呼びかけ、空気圧管理の必要性をアピールした。
同会場で増田本部長は、同点検について2008年から全国の道の駅やショッピングセンターなどで年2回春・秋に実施しており、これまでに延べ7万6000台を超える車両のタイヤ点検を行っていると説明。また、JAFのロードサービスの救援依頼内容について触れ、「10年前と比較して、タイヤのパンクやエア圧不足などが原因で救援件数が増加傾向になっている」ことも述べた。
その上で、増田本部長は「今回のタイヤ点検で、点検台数が延べ8万台を突破するが、このタイヤ点検の活動を通じてタイヤの重要性を伝えていくことが我々の使命だ」とあいさつした。
点検では、エアが不足している車にはドライバーの了承を得て空気を充填したほか、残溝不足や損傷などをチェックしたシートをドライバーに手渡していた。
同会場では、午前10時から午後4時まで点検を行い、点検台数は30台。雨天のため午後から啓蒙活動に切り替えた。
今回で16回目となる「ダンロップ全国タイヤ安全点検」は、タイヤに起因する事故の未然防止を目的に、装着されているタイヤの空気圧、残溝、偏摩耗、タイヤ表面の損傷などの点検を行うとともに、タイヤ点検ポイントやメンテナンス方法をドライバーの皆様に伝え、タイヤの日常点検の重要性を訴求する活動となっている。